水と緑の裏磐梯
梅雨明けして早々の８／４（金）、福島県の裏磐梯[ura-bandai]に行きました。裏磐梯とはかの有名な会津磐梯山の裏側、大小300余りの湖沼群が形成された大自然リゾート地です、たぶん。
http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E140.5.29.1N37.38.59.3&ZM=6
往路は福島市側から国道115号線を進み、磐梯吾妻レークラインという観光有料道路を通りました。この道路は裏磐梯三湖のひとつ、秋元湖の北岸を通っていますが、如何せん山の中なので湖なんて見えやしません。しかし見える所も一応ありまして、その名も『三湖パラダイス』。裏磐梯三湖を全て見ることができるポイントらしいのですが、一目に全部見ることはできません。北西に桧原湖と小野川湖、南東に秋元湖が見える感じです。
とんだパラダイスですｗ
三湖パラダイス
桧原湖（上）と小野川湖（下）
磐梯山と秋元湖
で、足早にレークラインを抜けるともう裏磐梯に着きました（午前9時）。福島から2時間です。裏磐梯には湖沼群の回りにいくつもの探勝路というトレッキングコースみたいなものがあります。まあこの暑い中トレッキングでいい汗流そうなんざちっとも思ってませんが、いい絵を撮るには多少は歩かざるを得ません。くへー
◆レンゲ沼・中瀬沼探勝路
裏磐梯最大の桧原湖の東側にある中瀬沼。裏磐梯サイトステーションの駐車場から片道15分くらいの所にちょっとした展望台があり、中瀬沼の向こうに磐梯山を見ることができます。個人的にここの景観がもっともキレイでした。
ちなみに中瀬沼に行くにはレンゲ沼を通るのですが、その名の通りレンゲだらけ。（→SXGAサイズ）
◆曽原湖
続いてはレンゲ沼の北東に位置する曽原湖。裏磐梯で4番目に大きな湖で、立木が多いです。それ以外に大した印象は受けなかった……
◆五色沼自然探勝路
次は裏磐梯において最も観光客が多いであろう五色沼に行きました。ここはいくつもの沼を総称して五色沼と言います。探勝路は東の裏磐梯ビジターセンターから西の裏磐梯物産館まで片道1時間くらいかかる行程です。平日だから観光客も少ないだろうと思ってましたが、平日にこそ現れる軍団がっ！！
修学旅行生です。中学生が決して平坦ではない道を颯爽と駆け抜けてゆきます。美しい沼などアウトオブ眼中です。しかしヤツらの激しい訛りは……地元民？
毘沙門沼 → 赤沼 → みどろ沼 → 竜沼 → 弁天沼 → 瑠璃沼 → 青沼 → 柳沼
毘沙門沼 （→SXGAサイズ）
青い。
赤沼
どこが赤？
みどろ沼
竜沼
弁天沼
瑠璃沼、はどれだか分かりませんでした……
青沼
柳沼
物産館に着き、ここからまた歩いて戻るのは憚られるのでバスで車を止めたビジターセンターまで戻る予定でしたが、そのバスが来るまで1時間以上あるのでタクシーで戻りました。
さてもうお昼なので、桧原湖の西岸にある道の駅裏磐梯（裏磐梯ビューパーク）に向かい、そばを頂きました。高ぇ……観光地料金ですか。ここの建物の2階からの眺めもなかなかのもの。
道の駅裏磐梯
桧原湖とバンガロー群
その後桧原湖畔を時計回りに一周し、南岸に戻って参りました。さて、遊覧船にでも乗るべか。昼過ぎに遊覧船乗り場の近くに小学生の軍団がいたので、同乗したら船酔いする余裕もないと思って桧原湖一周して時間を潰したんですが、それが功を奏して15時の便には一般観光客10数名だけしかいませんでした。
ばんだい丸
日の丸
ちなみに裏磐梯から見える磐梯山には三つの頂きがあり、上の写真で言うと左が櫛ヶ峰（1,636m）、右が大磐梯山（1,819m）、（見えないけど）もっと右に猫魔ヶ岳（1,404m）があります。櫛ヶ峰と大磐梯山の間にはかつて小磐梯山があったそうですが、それが明治21年に水蒸気爆発を伴って噴火し、現在の荒涼とした姿になったそうです。恐ろし。
船から下り、裏磐梯に再上陸した私は宿（ペンション）のチェックインまでまだ時間があるのでまた裏磐梯サイトステーションに向かいました。何故なら朝来たときは建物の中に入らなかったからです。で、中にはいると2階からレンゲ沼と磐梯山が見えました。なかなか良い景色ですがどこかで見たことがあるような。と思ったら数日前からしこたまお天気チェックしていた現地のライブカメラの撮影ポイントでした！
環境省・インターネット自然研究所−国立公園・野生生物ライブ映像−裏磐梯 レンゲ沼と磐梯山
http://www.sizenken.biodic.go.jp/pc/live/cgi-bin/live.cgi?camera=14&area=02
西日の当たる櫛ヶ峰
夕暮れの桧原湖
最後に、ペンションに行く前にコンビニに行って買い出ししました。なんか色褪せてますが……ここは国立公園内なので環境保護色らしいです。
地獄編に続く―――
